【Round9 予選結果】　【Round10 予選結果】　【Round9 決勝結果】　【Round10 決勝結果】　【ランキング】

9時50分、予定時刻どおりにまずは第9戦の予選がスタート。
気温も高く、路面温度も高いなかでの厳しい戦いが予想されたが、ここ岡山でも常に好調さをアピールしてきた#36J.P.De.Oliveiraがこの予選でも早い段階でも唯一の26秒台にタイムを入れてきて、他者を圧倒する。それに続くのが、池田を含むトムス2台、スリーボンド勢。池田もうまく予選計測時間を使い今回のレースウィークでベストタイムとなる26秒台にてJ.P.De.Oliveiraに迫るが後一歩及ばず、悔しい3番手に。

続いて第10戦の予選、ここでも上位陣の面々は変わらない。池田は計測開始3周目には先ほどのJ.P.De.Oliveiraのタイムを上回り、トップタイムをマーク。しかしJ.P.De.Oliveira、#12横溝もタイムを次々に更新し、激しい戦いがくりひろべられる。残り時間もわずかとなり、各車最後のアタックへと突入した矢先、コース上には黄旗区間が掲示されたためタイム更新には至らず、池田は3番手にてこの予選も終了を迎えた。

（J.P.De.Oliveira選手のタイムに及ばず）PPをとれなかったのは悔しいですね。このレースウィーク確実に調子は上向きになってきているので、がんばります。ポイントは両決勝ともに、スタートだと思うのでスタートを決めて、早い段階で前にでてレースを引っ張っていきたいです。

予選が終わり、午後15時が過ぎてF3第9戦の決勝時間が来ても、気温は下がらず18Lapsの決勝がスタートをきった。池田はまずまずのスタートをきったが、前の2台には届かずに3番手にて1コーナーへ、周回は続く。レース序盤は後ろからくる#37中嶋からのプレッシャーをうけるが、落ち着いてレースを運び、中盤には後続を離し、前を追う。しかし、スタートで前に出た#14Paolo Montin、彼を常に1秒以内で追う#36J.P.De.Oliveiraの2台からは序序に遅れをとり、結局ポジションに変更はないまま3位にてチェッカー。今季3度目の表彰台を獲得した。今日の結果から、ランキングの上位2番から池田の5番手まではぐっと縮まり、ポイント争いが激しくなった。

スタートで上位2台に届かずに、序盤で早くも2台に遅れをとったことがレース全般を通じての敗因になった。レース中のミスもあったことから、あとこの表彰台の一番高い位置に昇れるのは、自分自身の力であるのですばらしいマシンを毎回用意してくれるチームの期待に早く応えたい。

昨日の第9戦から明けて日曜日、岡山国際サーキットでの今回のメインイベントである全日本F3選手権第10戦の決勝が開催。今日も晴天の中、25周の戦いの火蓋がきられた。
昨日の予選順位から池田は3番グリッドからのスタート。そのスタートでトップのマシンが動かない、池田はこのストールにも冷静に対処し、2番手に上がる。さらにトップをいく#12横溝を追うが、序盤に上がらなかったペースが後々まで響き、ポジションキープのまま2番手にてチェッカーを受けた。今回のレース結果から、ランキングは3番手に浮上。次の鈴鹿は池田にとって相性の良いサーキットであるため、今後の活躍に期待がかかる。

トップが動けずに、難なく2位に上がることができ、今回勝った（スリーボンドの）マシンと比べても差はないと思っていた。序盤に築かれた差が最後まで詰まることなく、逃げ切られてしまった。勝てるレースだったのでとても残念。次はPPも獲り、好きなサーキットでもある鈴鹿なので、次こそは一番高い位置に昇りたい。（今回の結果からランキングも3番手に上がり、目標であるマカオへも一歩近づいたようですが？）僕の場合、「勝ちたい」とか「前を抜きたい」という邪念を出すとミスをしてしまうことも多々あるので、今後も常に自分のペースを保ってレースをしていきたい。