午後になり、全日本F3選手権第11戦の決勝レースが周回数12周で行われた。
今季2度目になるPPからスタートをきる池田はグリッド上、落ち着いた表情でじっとスタートの瞬間を待つ。決勝スタートを迎える時には、雨はやんでいるが路面はぬれている状態。レースを戦う上でタイヤ選択がひとつの鍵となりそうな、難しいコンディションでスタートをきることになった。
いよいよスタート、ホールショットを奪った池田はその後も落ち着いてレースを戦い、F3初優勝に向け突き進んでいく。レースが動いたのは8周を終えた1コーナー。2番手を走行していた#36 J.P.De.Oliveiraが最終コーナーでぴったりと池田の背後につけ、1コーナーで縁石に乗りながら池田をパス。2番手にポジションダウンした
池田はファステストラップを更新しながら追ってきた#37 中嶋にも襲い掛かられ、2台は並走しながらS字から逆バンクまでクリーンな戦いで観客を魅了した。結局3位に落ちてしまった池田はその後の3周も決してあきらめずに走り続けたがポジションが入れ替わることなく、3番手にてチェッカーをうけた。
|