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もうすぐ中盤戦、、、。

早いもので、今シーズンも3戦目を終了。今年はシーズン通して乗る車両が決まっていないにも関わらず、開幕から皆勤賞なのが不思議なくらいです。
次戦はシーズン唯一の海外セパン。といっても、まだ僕は出れるか未定ではありますが、、、。

でも、

セパンはクムホタイヤにとって相性の凄くいいサーキットなので、アークテックはいい結果を出せるんじゃないでしょうか。


話は変わるけど、F1のレースエンジニア達はなんで融通利かない人が多いんですかねぇ。この前のスペインGP、3位を走る車より4位を走る車の方が明らかに速い。でも抜きずらいサーキットな上に前にいる車はKERS使用車。後ろはKERS非搭載。なら普通は作戦変更でしょ!

でも、何を血迷ったか2回とも前の車と同じ周にピット入っちゃって。そんな事してたら、5位の車に先越されて自分たちが5位に転落。自分がチームオーナーならブチギレ間違いなし!!なんでドライバーを助けてあげない?
一貴のチームもそう。予選でチームメイトに負けて、決勝ではアクシデントが多く結果が出ない、厳しい流れが続いてるのは間違いない。Q3に出ない一貴はガソリン積み放題。レーススタートは性懲りもなく毎回満タン!満タンで重くKERS非搭載の一貴号は序盤ダダ抜かれ!!そんなのって普通に考えれば分かることなのに。

海外のチームは自分たちのポリシーを曲げず、遅いドライバーの話は全く効かずにセット変更もしてくれない。与えられた車で速く走れなきゃ、ただのお客さん扱い。まさに今そんな状況に置かれてしまっている一貴。


でもあそこは世界最高峰の舞台。ドライバーもチームも一流。一流同士がお互い100%を出し切って結果が出せる所なんだから、ドライバーが100%の力を発揮できるように努力すべきだ。


僕がレースエンジニアなら、一度流れをつかむためにガソリン減らして軽い状態でスタート。結果順位が伴わなくたっていい。3ピットでも軽い状態でプッシュさせて、コース上でオーバーテイクさせる事によって、テレビでしか見ない人たちにアピールもできるし、何より他の車をコース上でオーバーテイクすることはドライバーにとって一番の薬だと思う。自信を持ってアグレッシブなレースができてこそのレーシングドライバー。結果出なくたって、死ぬ気で抜いて来い!その結果ぶつかったらまたみんなで直してやる!!そんな風にチーム全体で一貴を助けてあげようって気が感じられない。でもそんな状態でも結果を出さなきゃいけない。チームを引っ張るのもドライバー。それもわかってはいるけど、そうなるために手助けくらいはしてあげられるはず。

ドライバーの為だけじゃなく、チームにとって結果が出ない期間はいろんな意味でも死活問題なはず。なら早くその悪い流れから抜け出るためには、今何が問題でどうすれば結果がでるのか?そりゃアロンソがあのチーム乗ったら一貴より速く、セッティングもできるかもしれない。でもそんな事はできないのだから。今ある物を効率良く使うためにはどうするのか。

まぁ僕が言うまでもなくチームは考えてるとは思うけど。


もっと柔軟に考えてレースコントロールすれば、もっと簡単に結果出せるのにもったいないなぁ。って思ったF1スペインGPでした。




2009年5月14日
池田大祐









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