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第8戦・もてぎ


前戦、菅生での初優勝獲得の知らせに、スポンサーの皆様やチームの皆さんをはじめとする多くの皆様から祝いのお言葉をいただきました。
この場を借りて改めて御礼を言いたいと思います、ありがとうございました。

もてぎ戦が終わってすぐに鈴鹿でのテストが入ったために、今回のダイアリーが遅れてしまいました、すみません。

菅生から約1ヶ月が経ち、FT第8戦はツインリンクもてぎで行われた。レース前のサーキットでのテストを1日のみで挑んだ今回のもてぎには僕は16日の木曜日からサーキット入りし、早々練習走行を始めた。
基本的に菅生から車のセッティング変更は加えずに臨んだ公式練習。木曜日・金曜日は納得のいくタイムが出せずに、中盤手のタイムに埋もれて、公式練習が終了。土曜日の予選での挽回が必要となった。

しかし僕にもチームにも不思議と焦りはなく、二日間の練習走行で感じたことをメカニックに伝え、その状況から車に大幅なセッティング変更を加えて迎えた土曜日の予選。開始直後は、毎周ごとにタイムを上げることができるのに、なかなか中盤手から抜け出すことができなかった。

もてぎは、短いストレートとコーナーが続くリズミカルなコース、リズムよく走らなければいけないのです。途中のセッションまではいい感じで走行してても、途中でリズムが崩れると1周のタイムは思ったものが出ません。

20分間。自分の順位も分からずただひたすら無我夢中で走り続けた20分間。予選時間の終わりを告げるチェッカーが振られ、ピットに戻ると2位との知らせ。またもPP獲得はお預けに・・・。

でも調子が上がってきたのは確か!決勝は、フロントローからのスタートです。当然、スタートでトップに立ってレースを支配する気満々でした。



日曜日は、朝から秋晴れで清々しい気分で決勝を迎えました。
朝一に併催レースのF-nipponのフリー走行が行われたので、僕はフォーメーションラップで路面のタイヤラバーの状況などを確認し、スタートが切られるのを待ちました。

いよいよレッドシグナルの消灯とともにスタート!走り始めてすぐに自分がトップにたったことを確認。しかし、後ろにいるのは目下ランキング1-2位のエッソの2台。ここで安心せずにスタート後の3周までに離さないと後半がきつくなるかもしれないので、もてぎを攻めまくりました。
1周目の途中で#8中嶋君のミスがあって、2秒ほどのマージンを築くことができたのだがそれでも更なるマージンを築くために、飛ばしました。

中盤まではいいペースで走ることができましたが、ここで1度シフトミスを!!
ラップタイムも落としてしまい、後続についていた#7小林君とのマージンを一時2秒切るまでに迫られてしまいます。どんどん赤いマシンが近づいてくるのがはっきり分かりました。

焦らないよう自分自身に「渇」をいれ、結局2.4秒ほど離して今季2度目のトップでチェッカーを受けました。

でも正直に言うと菅生ほど優勝に浸ることはなく、それ以上に今日の自分のレース内容に満足いかずに、反省することばかりです。フロントローからのスタートで1コーナーにトップで進入するのは、スタートが得意な僕としては予定どうりでした。
でも途中シフトミスをした事と、そのシフトミスから自分のリズムを崩しまい後続を離しきれなかったのが悔やまれます。

残りのレースは鈴鹿で2戦、この2戦は勝って、尚且つ自分自信に満足のいくレースをします!
応援を宜しくお願いします。


2003年10月29日
池田大祐

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