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第4,5戦・筑波


今回のレースは初めてずくめで挑んだ筑波戦。
まずは、今回からレーシングスーツをニューに変えて心機一転。

そして大きく違ったのは、FTでは初めて「ダブルヘッダー」でのレースだったこと。F3でも採用しているこの方式。まずは、土曜日の午前中に第4戦と第5戦の予選を行い、午後に第4戦の決勝をする(まるで合宿のようだ)。翌日は、第5戦の決勝のみを行うといったスケジュールだったが、台風10号の影響で、9日(土)に行う予定だった第4戦の決勝は強風のため10(日)に順延されることに。


9日は、朝から上空はどんよりとしていて強風が吹く中での予選。同じ関東のツインリンクもてぎでは雨が降っていたので、ここ筑波でもいつ雨が降ってきてもおかしくない天候。コンディションはドライ。僕は予選開始合図とほぼ同時に、コースに飛び出した。
コースコンディションを確認し、アタックを開始。まずはトップタイムをマーク。でも、朝走っていたほかのカテゴリーが影響しているのか、路面のフィーリングがよくない。時よりクールダウンをいれ、集中力を入れなおして数度のアタックを試みる。
序盤のタイムを更新するけど、後半に入り他車が次々とタイムアップをしたために結局予選6番手で第4戦の予選は終えることになった。

いつもならここで土曜日の走行は終わるけど、今回はダブルヘッダーのため10分間のインターバルを挟んで、第5戦の予選も容赦なく開始。先ほどと同じくドライコンディションで、開始合図とともにコースイン。さっきに比べると、FTのラバーがのった路面ではタイムがでるような予感でアタックを開始・・・

が・・・なんと赤旗が・・・!?

1コーナーでコースアウトしたマシンのため、1度ピットインを。これでアタックのために暖めたタイヤを冷やしてしまうことに・・・。

15分から20分の限られた時間で、1発のタイムを出すことはとても難しい。コースコンディション、セッティング、ドライバーのほかに他車の動きにも注意を払わなくてはいけない。特にここ筑波はほかに比べると1周が短いコース。そのため、クリアラップを確保することも大変です。

再開後、途中で遮られた集中力は回復することができたが、もう一度タイムをだすのに最良な状態にすべてを持っていくのは難しかった。結局、ここでも予選を6位で終え、明日はなんと3列目からスタートすることになってしまった。

午後の決勝時間は、とうとう雨が降りはじめてグリッドへ。しかし強風のためあえなく決勝は明日に順延になってしまいました。



翌日の日曜日、僕は都内の自宅から1時間ほど離れた筑波サーキットへ。少しでも体を休めるために、住み慣れた自分の部屋で休養することが僕にとって一番のリラックス法なのです。

昨日順延になった第4戦の決勝は、なんと朝一の午前8時30分にコースインこの日は昨日と打って変わって気温が30度以上に上がるという真夏日でのレース。フォーメーションラップが開始され、いざスタート。
いつものスタートに比べ、若干出遅れたスタートだったけど、順位に変動無く1コーナーへ。しかし、3列目からのスタートは予想以上に団子状態でのコーナーへの飛び込みになり苦戦。次の第1ヘアピンでは、コーナー通過中に後続車からリアの追突にあい、スピン!!
あっという間に・・・最後尾へ。ここで冷静に、とコースに戻りレースを続けるが頭はカッカしてしまう。遅れた分を取り戻さなくてはと、猛烈な追い上げを開始。車のフィーリングに違和感が残るが、タイムはさほど悪くない。
迎えた10周目、第2ヘアピンで痛恨のコースアウト!やっと追い上げたのに、もう一度初めからやり直し。ちくしょー、追い上げたる!と気迫の追い上げを見せるも、チェッカーが・・・。

結局、第4戦は不甲斐ないポイント圏外の11位で終えました。


レース後、負傷した車をチームスタッフが懸命に直してくれ、迎えることができた第5戦決勝。ここまできたら、ドライバーがやるしかない。気温は、午前中よりも上がり35度近くまで。そんな中でスタートはきられた。
僕のスタートは決まり、1コーナーへ。前の選手をインから抜かすことができたが次のコーナーでアウトからかぶされ、なかなか前にいくことができない。そんなバトルをしているうちに、後続車も追いついてきてしまう。前と後ろを見ながらのバトルは、結構きつかったです・・・。2コーナー立ち上がりでダートに落としてしまうが、全開でコースに戻り何とかポジションはそのまま。

後ろの選手を振り切って、前を追うんだけど、あとすこしというとこでパスするまでには至らない。そのうち、タイヤは灼熱の太陽できつくなるし、コースアウトの影響からかストレートスピードは落ちてくるしで、じわじわ苦しくなり単独6位走行へ。気持ちだけは「負けてたまるか!」と気合で25周走ったけど結局、入れ替わることがなく、そのままフィニッシュ。
はっきり言って、気合で走っていたとこがあって、レース中はほとんど覚えていません。


次の菅生も「ダブルヘッダー」でのレース!今回のレースを教訓に1ヶ月修行していきますので皆様、変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。

2003年8月18日
池田大祐

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